アクートの声は難しい!!
高い声が出ない。
コンサートでアリアや歌曲をもっと響きある声で歌えたらいいのに。
そんなこんなでたどり着いたのが、秘技!?アクート(Acuto)唱法ではありませんか?
でも、なんだか難しそう。
男性しか必要ないとか、キューゾ(chiuso)云々とか。
私も正直、専門用語が多すぎて!?、最初なんのことか分かりませんでした。
イタリアにおける良い声というのは響きある声として知っていますが、具体的にどうしたらいいのか?
現実には、ミラノ・スカラ座の先生や二期会のプロを教えている先生はそのような言葉を使わずして指導もされていますし。。。
それでは、アクートの声の秘密を分かりやすく説明し、そして、具体的にどうやっていいか明らかにしていきます。
アクートの声のパヴァロッティ
アクートの声といえばイタリア3大テノールで有名な、テナーのパヴァロッティーというイメージの記事が多いです。
偉大なソプラノのミレッラフレーニと同郷で、イタリア・モデナ生まれ、乳母が同じだそうで、1972年の「連隊の娘」のトニオ役で音域が高いハイC連続9回を苦もなくこなし、キング・オブ・ハイCの異名をとるに至ったそうです。
まずは、聞いてみましょう。
リラックスして余裕の高音!!
好き嫌いは別にして、一流の演奏はなんかすごいなぁ。。。
正直な印象、本当に横隔膜、下腹がどうのこうのなんてどうでもいい感じで歌われている気がします!?
パヴァロッティの発声
それでは、実際にどこがアクートの声なのか?
MatsuoAtsuokiのブログ洗足大学教授の松尾篤興先生のご説明ですと、

上の楽譜で、『いきなり2点変イのアクートが出てきます。』とあります。
どうやら高い音と関係がありそうですね。
アクートの声楽講座
それでは、アクートの声のちょっと科学的な説明を。
まず、こちらをお読みいただいているのは、割と勉強して、詳しくアクートの声を出す方法を探している方かもしれませんが、もう一度整理するために、基本の最初から説明します。
アクートの声が注目される理由

これは、アクートの声が注目される理由は、中間音から高音に行く際に、歌いにくくなるところがあるから(!?)で、そこをうまく通過することが大事と考えられているからです。
で、アクートの声で歌うと、歌いにくい場所を通過しても、響きあるまま歌うことができると。
ただ、私は含みを入れておきましたよ。
本当に歌いにくくなるところがあるのか!?ということ。
そして、うまく通過する必要があるか!?ということ。
そもそも、アクートの声(アクート唱法)なるものがあるのか、そして必要なのか!?ということ。
もっというと、ベルカント唱法なんていうものがあるのか!?ということ。
さらにいうと、個々人の体が異なるのに、皆同じ歌い方が可能なのか!?ということ。
このことは、一旦置いておき、巷に流れるアクートの声論について述べていきたいと思います。
歌いにくくなる場所=パッサージョ

普通、低音から高音に上がっていくときに誰でも声が出しにくくなる箇所があり、低い方の声色のままで高音まで歌うことは不可能(!?)と考えられています。
これをPassaggio(パッサージョ、パッサージオ、パッサーッジョ、パッサッジョ)、日本ではチェンジと言われたりします。
この転換点を通過することをPassare(パッサーレ)。
テノールの場合、2点ミ、ファ、ファ#のあたりが該当するようです。
アクートは鋭い高い音のことをいい、パッサージョを超えたところをアクートの声域とも呼ばれているようです。
特段この単語が世界的に、歌唱法のことを言うように書いていませんが、一部の専門家はこの高音への通過をする技法をアクート唱法と称し、特別な技術習得訓練が必要で、自分自身で修得しようとしても困難なテクニックとしています。
コツはないのかしら。。。^^;
調べる限り、実は!!このアクート・テクニックなるものを意識せず、独自の歌い方で、豊かな美しい響きで活躍されている方を見つけることもできます。
後ほどそのような方々もご紹介いたします。
アクートの声とベルカント唱法の違い
まず、アクートの声というと、ベルカントの声と二つが対比されるようです。
どうも、正解がある日本国民のなんとかメソッド好きが出てしまっているようですが、巷の一般論を仮に正としてお話をしていきます。
ただし、正式な文献で、ベルカント研究をされたRobert Toftによれば、彼が様々な文献を研究した結果、1860年にある音楽家が衰退した歌の現状に直面し、1700年代から1820年に華やかだった古きイタリアの歌い方を憂い、象徴して表現したものと考えられるとしています。
Toftは華やかな古きイタリアの歌い方が基本的にはベルカントと言えるが、この演説の原則をベルカントととしています。
語ることが歌うことなんですね。
このことを念頭に、議論に飲み込まれないよう注意しつつ、現代のネット上でどのように考えられているかを述べていきます。
アクートの声とベルカント唱法の高音
女性歌手が胸声から頭声へ移行してベルカント唱法で歌うように、男性は胸声からアクートへ移行してアクート唱法で歌わなければならないのです。
こうおっしゃるのが、国分博文さんという方ですね。
そもそもの話、一般的には言葉の定義としてアクートというのは、パッサージョの後の高音です。
あくまで、一般的にそうだろうという定義で、学術的に絶対的な定義とはここでは言いません。
僭越ながら、”男性はアクートに移行”とありますが、女性だけでなく男性も頭声の方に移行するのが通常と考えられます。
したがって、ここでは、アクートを『頭声における特別な場所』あるいは『唱法』の混ざった用語として使っているように思えます。
日本語の特徴で、違った意味を混合できるので、ニュアンス的には便利なのですが、解説の場合、言葉の定義づけをしてくれると捉えやすいのですが、ここでは推測で読んでいきます。
おそらく、ここでのアクートとはその歌唱法(アクート唱法)によって達する、その唱法が成功した状態と考えられます。
つまり、平たくいうと、声が出にくいチェンジ部分をこの歌唱法によって、スムーズにアクート(高音)へ移り、さらに良い声が出たって感じです。
しかも、頭声のようでいて、頭声とは違う部分で響かせる。
しかし、ベルカント唱法における女性歌手の胸声から頭声への移行に比べ、男性歌手における胸声からアクートへの移行は、格段に難しい歌唱技術を要求されます。
何故、それ程の難しさが求められるかと言えば、アクートは胸声の発声方法とは全く異なったプロセスで発せられる「音声」だという事実です、つまり、アクートは声では無いと言う事です!
とありますが、ますます、複雑なのですが、整理すると、
女性は高音に移る技術=ベルカント唱法 場所:頭声
男性が高音に移る技術=アクート唱法(アクート)場所:アクートの声(頭の一部分)
以上から下記のことが読み取れます。
つまり、男声はベルカント唱法ではアクートに達せない。なぜなら、アクートは頭声でないし、音声だから。
アクートへの移行というのが、アクートが高音という意味でなく、アクートという状態があるということなんですね。
ただ、パッサージョを超えた先の音は何て言えばいいのか迷うので、このアクートに対して、別の用語を提供していただいた方が、わかりやすい気がします。
さて、本来、パッサージョからの高音を綺麗に達することが目的ですが、いつの間にかアクートの状態に達することが目的になっている気がします。
もう、アクートの状態が最高なんだと。
日本人が好きな高音域だけが歌ではない(発語や響きも大事)ので、いわゆる良い歌唱技術を追求する焦点を、総合的な歌唱技術を追求できる方向性で説明があると腑に落ちる気がします。
例えば、ここでは、アクートを声ではなく、音声と言っていますので、これでは、音が出ているだけで、発語が分からない状態をイメージしてしまいます。
オペラで何を言っているか分からないと、ストーリーが分からなくなりますし、心にも響かない気がします。
さらに、日本人のもう一つの特徴として申し上げると、『難しい方がありがたい』です。
ただ、難しく書くことは簡単です。
実は、難しく書かれていて理解できない場合、論理の整合性があっていない、本人が深く理解できていないか曖昧、理解できたつもりになっている、簡潔に書くことができない性格という場合があります。
普段はおとなしいですが、論理的に追及されると逆ギレする傾向が無きにしも非ずの日本人なので、その場合、放置されて、既成概念化する傾向が否めません。
いやいやこういうことだよと、理解できるまで自分の主張をし続け、相互理解を促す方がそろそろ、無言の対立より良いかなと思っています。
私自身特許を持っていますし、そういう論文や、権威に流される風潮の息苦しさを科学の世界で感じましたし、ほとんどのノーベル賞受賞者が海外帰りか在住というのが、それを物語っている気がしますが。
あなたは、他の皆さんと違って反抗しなければいけません。
固定された正解なんてないんですよ。
文科省の個性を伸ばすガイドラインとマニュアルみたいなもんです。
個性を伸ばせたかどうかチェックするんですが、チェックできる個性って変でないですか?
(ちなみに、余談ですが、ここまで大掛かりな文科省という管理組織は海外にはないそうです。教科書も各地域に任されるようです。)
何を言いたいかというと、ご自身の歌い方に合う方法を見つけて欲しいということです。
固定化すると、抜け出せなくなって、苦しみが多くなるので。
とにかく、アクートの声はベルカントでは出せない。
ベルカントは頭声で出すという前提ですけれど。。。
もっと言えば、ベルカント唱法という具体的方法を誰が知っているかも問題ですが。
アクートの声とベルカントの声の発声図解
声帯
実際には対極にあるこの二つの歌唱法を「ベルカント唱法」と言う概念で一括りにしてしまった日本の声楽教育がもたらした弊害はあまりにも大きい。
喉を「開ける・広げる」はベルカント唱法です。
アクート唱法はその逆です・・・前提としてパッサッジョ域では開けてはいけません。
開けていてはアクートの声にはなりません。
閉じた状態の声帯の間の呼気を通過させて鳴らす。
会話や胸声歌唱による声帯の振動とは全く異なったプロセスから成り立つ歌唱法です。
とあるように、アクートの声はタイミングよく声帯を閉じるようです。
会話や胸声歌唱による声帯の振動とは全く異なったプロセスなようです。
軟口蓋
バス・バリトン・テナー、声種にかかわらず歌唱の大半はジラーレした上のポジション(胸声域の上のポジション)で歌われなければなりません。
パッサッジョ域はこの「胸声域の上のポジション」を保ったまま通過します。
そこで初めて、パッサッジョ域を超えて「胸声域の上のポジション」がアクートへ移行されて行きます。
この「胸声域の上のポジション」とは喉から離れた声の事です。
多くの日本人歌手がアクートの習得に足踏みしてしまう最大の理由は、概念的なベルカント唱法が独り歩きした、パッサッジョでは、喉が過緊張に陥るから「広げなさい!」「リラックスしなさい!」と言う短絡的な指導による部分が大きいと感じます。
喉声の延長でパッサッジョを歌っている限り、「軟口蓋を上げようが、広げようが」「リラックスしなさい」と指導しようが、人の生理として必ず過緊張に陥ります。
とにかく、喉声の延長で軟口蓋を上げたり、リラックスしたりと強制しても、過緊張が起こり、アクートの声の状態は作れないようです。
リッラックスした状態が、アクートの声には重要なようです。
アクートの声とベルカントの唱法の練習
アクートの声とドイツ語
アクートの声と音楽の歴史の恐怖
アクートの声云々の前に、何かを主張する場合、一次文献と呼ばれる原著などの資料を引用して理論を述べるのが最低限です。
一方で、資料の引用を指し示しすぎて、一般の人に分かりにくくなるので、バランスよく噛み砕くことは必要です。
しかし、真実を投げ捨てるのとは違います。
一次資料とは、当時の資料、論文ですね。
実践、指導記録、その録音・録画でも構いません。
専門家の立場を利用して、御用学者などが世論を動かす傾向がありますが、常に何を見て、何を根拠に話しているのか、見なければいけません。
専門家が語っても鵜呑みはいけません。
根拠なしで述べる専門家と呼ばれる方は多いです。
敢えてそうする政府などの御用学者は昔からたくさんいます。
ただ自分の主張を全うしたいだけの人が、新聞やニュース、噂などを根拠に話をする達人もいますが、この情報源に信頼性はありません。
ただの扇動です。
この前ノーベル生理学・医学賞をとった京都大学の本庶 佑先生は教科書と論文の90%は間違っているとおっしゃるように、その通りなのです。
一次文献すら間違っている。。。
教科書を丸呑みして覚えている人は、間違ったプログラミングをされた危ないAIロボットと一緒です。
気をつけましょう。
私、執筆者本人は、真実の旅をしている最中で、これが正解とは言いません!?
特定の条件でうまくいく方法が多いので、自身で色々試すつもりでやるぐらいがいいですね。
特に、ベルカント唱法という歌い方があるかのように書いている筆者・動画には気をつけたいです。
定まったものはないので、あえていうなら、具体的な方法を記載していないとウソです。
アクート唱法(仮)を利用しない優れたメソッド
先ほど、アクート・アッポジオ、パッサージョ・アクートの最大公約数的な方法として編み出されたであろう科学的メソッドであるアクートの声(アクート唱法)に変わる、個々人の個性を伸ばし、芸術(ユニークで高度な精神活動の産物)の発展を目的とした自然に近いメソッドをご紹介します。
これはパッサージョを意識しないというのが特徴です。
つまり、ないものと考えればいいのです。
画期的ではないでしょうか?
また、個々の身体や骨格、声帯の違いも活かすことができるのです。
赤ちゃんなんてパッサージョ意識していないで高い声、奥様達もご機嫌にご挨拶するときは自然と高音ですよね。
以下で結果も出て、万人が楽しみながら学べる独特のテクニックをご紹介します。
アクートの声の出し方(海外で活躍のバス・バリトンの場合)
ここではアクートの声をBeltingによって高音を出す方法を紹介します。
この方法はバリトンの渡辺健一氏がお勧めする方法で、この方法を利用して以来、イタリアにてさらに舞台で活躍できるようになり、2019年現在ではリッカルド・ムーティ指揮の舞台にも出演するようになったとか。
指導した生徒さんも、その後、彼のところから急に夜の女王やあるいはハムレットを歌う女声歌手が出てきたそうで、劇場契約に近づいた生徒さんも!!
さて、彼が実践したのは、女声の地声の胸声のまま高音を歌うこと。
彼は、ミックスヴォイス的な考えに反対し、マスケラ内部で声を作らせず、鼻のなかで歌わせる、頭声で歌わせるいかなる流派にも反対しています。
さらに、モーツァルトやシューベルトを歌うにしても、プッチーニやヴェルディ的な音が絶対不可欠というのが基本的姿勢で、われわれアジア人は、驚異的な声がないなら、西洋でヨーロッパの猛者たちとどうやりあえないと。。。
そこで、belting(ベルティング)。
打つなどの意味があるようですが、押すというのが感覚に近いよう。
彼がウィーン国立劇場のメゾ歌手ラウラ・ブリオリから聞いたもので、ポップス用語らしいです。
重要なのはラウラはこのbeltingを超絶高音(ソプラクート)で使うと提唱したこと。
Beltingによる最高音とはファルセットではなく一種の地声だそう。
彼が思う以上に多くの劇場歌手に実践されてるらしいが彼は知らなかったそうで、バリトンには関係ないテクニックと前置きされたものの、しっかりレクチャーしてもらったそうです。
それは基本的にはマス ケラのなかで歌い、そこから前に、地声で歌う。
通常マスケラで女声であれば、ファル セット(裏声)で歌う部分。
特に、ア母音で歌う。
このとき、眉が上がり、限界まで顎(あご)はゆるみ、くちは大きく開く。
口角はむろん上がっている。
ちなみに、マスケラで歌われた地声で歌わない声はあまりにも軽いので、少なくともルチアや椿姫のような本格オペラの最高音で使うにはBeltingである必要があるようです。
例えば、多くの音楽院学生・音大生が鼻の中・マスケラの中で音をつくり、広がった高音で歌い、劇場歌手にはなれないし、驚異的中低音も驚異的高音もないただ優等生な音になるそうです。
詳しくは、YouTubeなので、ポップスの人が丁寧に説明していますので、見てみてください。
アクートの声の出し方(合唱アマチュアの方が出会った教師の場合)
日本ではパッサージョの処理の仕方について、色々な意見があって混乱することが多いようです。
特に合唱では、声楽的に必要な知識だと思うんですが、パッサージョ・アクートはおろか、チェンジのことを指導することは少ないようで、高い音はファルセットを許容されています。
高音をファルセットの方向に持っていく限り、一生アクートには至らないようで、色々この方が試されたのが、まず、『かぶせる』。
要するに喉頭を意図的に下げる。
わりとすぐ高音出るようになるようですが、このやり方で喉頭が自由になることはなかったので、直観的にやめたそうです。
この方法は、アペルト(開ける)を嫌ってやる人が多いそうです。
で、現在の師に習ってうまくいっている方法が、パッサージョで何か余計なことをしないこと、変えないことで、ただし、ポジションは同じところにするとのこと。
その息のまま歌うと、そのままアクートに抜けていくそうです。
このとき、かぶせるようなニュアンスは全くなく、喉は低音と同じ状態になってます。
この息の使い方を学んでから、随分と高音が楽になったそうです。
パッサージョからは響きが特徴的な感じになるのでズレにくいのですが、難しいのが低音域です。
上手く実声のまま通過できる道筋を見つけるのは、凄く時間がかかるようです。
この方自身合唱団ではバスのパートリーダーを務めているようですが、仲間に自分の師の発声を教えるのは不可能に近いと思うそうで、歌ってるうちにわかる、としか言えないのが申し訳ないぐらいだそうです。
息だけで楽に、なのですが、そんなことは年に数回来るボイトレの先生だって言えることですから、ありがたみが無いようです^^;
しかし、息を流し、低いポジションのまま、自分で歌いながら見つける。
これが個々の違いを克服し、唯一無二の指導法かもしれません。
実は、それを具体的に指導している先生がおられました!!
以下で説明します。
アクートの声域へパッサージョは要らない!?
上記でアマチュアの方が運良く師事した先生は誰なのでしょうか?
それは、さておき、私の知っている先生に同じことを言う方がいるのです。
日本国内の代表する組織で重役を務めていらっしゃる重鎮の方と、ミラノ・スカラ座ソリストを教える先生です。
ただ、国内でその話をすると炎上しかねないので、ひっそりと口伝伝承されています。
考え方一つ変化させるだけで、パッサージョ自体追求する必要が無くなります。
しかし、大半の人はこの考え方を受け入れられません。
音楽学校を卒業したプロほど移行が難しいです。
様々な声楽のアプローチ、キウーゾ・ジラーレだ、軟口蓋・胸郭のフォーム、アッポジオ・テクニック、筋肉の支えがどうだと気にします。
今まで習ってきた癖と思い込みを取り除くのが正統派の歌い手には難しいのが理由です。
本人の今までの苦労して受験し、合格、大学や留学での美声を作る努力と時間が全て無駄だったかもしれないという想い、自分の本質を全否定された気になるのも致し方ないかもしれません。
ですから、アマチュアの方がこの方法は身につけるのが早かったりします。
アクートの声を出すには、色々とメソッドがあって、なんか難しい、楽しくない、そう思ったら、以下の方法をおすすめします。

というのも、アクートの声で問題となる、パッサージョを気にしなくて良いからです。
それが、田川理穂さんのTre-Bシステムです。
20年以上の指導経験と、ミラノ・スカラ座ソリストのマエストロらの指導法から独自に生み出した指導法です。
ブレス(息)とベルカント(語ること)、体(姿勢)をポイントに置き、遠くまで響く美しい声を作っていきます。
個性(体は楽器)を重視するやり方で、3つの原則を守れば、あとは、個々人の個性ある美しい響きある歌声を見つけていくというものです。
お客様に語ることの発語を重視し、音大の卒業生にありがちな、テクニック重視で、高い声が出ればいいという歌い方でなく、一言一言を大事にし、感情を表現することで、聴衆に感動してもらうのも特徴です。
エネルギーあふれる指導風景も必見です。
このプロセスについては、楽しみながら、声楽が学べる無料レッスン動画もあるので、ぜひ、登録して耳みてください。
アクートの声がなんだみたいな話から縁遠い初心者の方も是非ご覧ください。