声楽のレッスンを受講したいと思うけどどう探したら良いのだろうか?
大手やある程度の規模のスクールに通った方が良いのかな?
それとも、音楽大学卒業の先生に近くで個人レッスンを習ったりした方が良いのかな?
声楽のレッスンが初心者では、なおさら先生選びは不安だったり、緊張しますよね。
またどんな教え方で、どんなことを教えてくれるかわかりませんよね。
怖い先生だったらどうしようとか^^;
ここでは、各地域の講師をご紹介しながら、自分に合う良い声楽のレッスンとはどんなものなのか、平均的な料金はどれくらいなものなのか、声楽のレッスンの選び方のコツをご紹介していきます。
声楽のレッスンを選ぶポイント
声楽レッスンを各地域で見て行く前に、選ぶポイントをお話ししておきます。
声楽のレッスンの選び方
レッスン料金
声楽のレッスンの相場は個人レッスンの場合、1時間で平均6千円ぐらいです。
声楽のレッスン指導者の年齢が若ければ、もちろん安くなりますし、都心中央部に近づけば高い傾向があります。
海外留学されていたり、独自の発声指導方法やメディアに取り上げられている声楽のレッスン教師は一般的に高額となり、イタリアで活躍されているとなると、支払いは1万円は超えます。
声楽のレッスンでの出張費や個室レッスン室代金は生徒さん負担のところが多いです。
自宅等利用されている方は部屋代はほぼ無料です。
声楽のレッスンを月謝制で複数回まとめて支払うと1回あたりが安いところもあります。
入会金が必要なところもあります。
一概に、声楽のレッスン代が高いから良いというわけでもありません。
ただし、たくさんの声楽家生活事情を見て、指導している側の状況をよく知っているのですが、5千円程度では、割が合いませんし、この金額ですとあまりに気軽に受講するので、声楽のレッスンに対する真剣味が足りず、取り組む姿勢に問題がある方が多いです。
実力あるプロの声楽家になるのには、高い学費に加えて、良い先生に高額なレッスン料を何回も払って、留学などもしてやっと日の目を見ることができます。
家一軒は建つぐらいの費用はかかってます。。。^^;
さらに、バブル崩壊後の経済状況の悪化で、昨今の音楽家の演奏ギャラはかなりの安さです(欧州は国から補助、米国は寄付金が出ます)。
また、アマチュアの方は、家庭の事情やご自身のメンタリティーの面で、声楽のレッスンのスケジュール変更、予約ドタキャン、メンタルサポートなど、継続的に指導して行くための障害が大きいので、レッスン以外のサポートが必要となり、オーバーワークになりがちです。
自宅での声楽のレッスンの場合、長居する人は多いので、なおさらです。
もちろん、そもそもの基本歌唱技術が低いので、声楽家からするとかなり指導にエネルギーを注ぎます。
生徒さんの予算にもよるのですが、これらのことから、妥当な線で行くと、声楽のレッスン代は8千円〜1万円以上はないと指導する側もやる気も含めて困難な面が多いですので、良い関係を保つのであれば、このくらいの金額以上の方を選ぶと良いかもしれません。
一方で、声楽のレッスン代が高すぎる方は(1万より上)、指導実力が本当におありの方もいますが、海外に行っただけでそうでない方もかなり多いので、気をつけてください。
5千円でこの先生の声楽のレッスンは満足できないなぁ、あるいは、先生が苦しそうに見えるというのであれば、それは、間違いなく金額のせいですので、自分が覚悟して取り組むことで、向上を早める意味でも8千円以上はお支払いしましょう(商売をされていない方が多いので、本当の相場を知らず、安売りしすぎな先生が多いです。)。
その分先生が金額以上の何かを返してくれます。
私は声楽のレッスンを5千円でやってもらってるけど、私は満足だし、先生も一生懸命なさってくれるという方は、必ず先生に何か心遣いをされているはずか(コンサートの手伝い、集客の手伝い、誕生日にプレゼント、ちょっとした毎回の付け届け、先生のお子様の教育支援など)、先生が抜群の社交力で何も表に出さないだけです(人に好かれる先生ほどその傾向。そのうちその先生は倒れるかも)。
幸福な人間関係は妥当な与え合いが必要です。
双方が、ある程度妥協しつつ、一方が奪う関係にならないのが、声楽教室を運営もしている立場からうまくいく秘訣です。
前提として、善意ある先生が良いですね。
一方、プロでまだこれから実力をつけてひのき舞台に立ちたいという方は、回数が必要なので、教授先生であっても、お願いすれば通常料金よりも安くやってもらえることがあるので、相談して熱意を伝えましょう。
声楽のレッスンを男性が受ける場合の注意
声楽のレッスンを男性が受ける時の注意
基本的に、大手などの組織的に行っているところは女性男性関係ありませんが、個人でレッスンしている先生ですと、女性ならば女性のみOKがあります。
ただのファンだったりする場合や、正直男性は怖いという女性の先生も多いです。
ので、そういう直接的な理由で言わない場合が多いと思いますが、断られたらそういうことだと思った方が良いです。
あらかじめ、そのように指定して書いている先生もいらっしゃいますが、70歳以上の年配の方であれば断られることは少ないようです。
声楽のレッスンでソプラノの先生を探す場合
声楽のレッスンでソプラノの先生を探す
声楽のレッスンでソプラノの先生を探す方は多いと思います。
でも、バリトン・バスやメゾ・アルトなどの低い声部の方が、ソプラノの先生に習うのは注意してください。
そもそも歌うポジションが違うからです。
本来であれば、高い声部の人は上あごなど、高い音が出る体の部分、低い声部の人は下アゴなど、低い音が出る部分を意識して、そこを中心に声を出していきます。
したがって、違うポジションの出し方の感じを理解できないと違う声部を教えるのは難しいのです。
そもそも、ミラノ・スカラ座の先生が新〇〇劇場のオペラを指導した時に、声質が明らかにメゾなのに、ソプラノを歌っていたり、ソプラノなのにメゾを歌っているということが多く、指摘したところ黙ったままになってしまったそうです。
日本ではプロであっても違う声質を無理して歌っていることがあるように、高い声が出て、ある程度歌えるとソプラノみたいな安易に決められることが多く、声質で分けることができる先生も少ないので、注意しましょう。
声楽のレッスンは東京?
やはり、声楽のレッスンといえば、新国立劇場がある東京でしょうか。
東京でのレッスンを見ていきましょう。
声楽のレッスン@表参道
ヴァンクール音楽院
ヴァンクール音楽院の声楽のレッスン
あの、お洒落な東京メトロ表参道駅 徒歩5分の都心からアクセスの良い声楽のレッスン教室です。
東京藝術大学出身で劇団四季にも参加していた平林龍さんが代表を務める声楽のレッスン教室で、現役で活躍するプロの指導を子供から大人、プロを目指す人、音大受験生合格の試験準備までを対象にジャンルを問わず(歌曲・歌劇・ミュージカル・ポップス)幅広く基礎からコースが一通り用意されていますので、ご希望のコースを選ぶことができます。
合唱団のフォロー、アナウンサーボイストレーニング、ポップスのオーディション指導まであり幅広いです。
海外経験もあり、歌手としてテレビ番組出演とか芸能活動もされている方々が指導していて、内装も綺麗な割には、1回6,480円(ピアノ伴奏付き、月2回以上)からとリーズナブルです。
ただし、初回会費16,200円からかかります。
発表会があるので、発表会費がいくらかは確認しておかないと、教室によっては高いところがあるので、注意が必要です。
ブログサイトもあるので、雰囲気がそちらから分かると思いますので良かったらご覧ください。
ピアノの教室もなさっています。
立地や講師陣が華やかなので、楽しいのが好き、そういった雰囲気を味合いたいという方は良いかもしれません。
声楽のレッスン@新宿
カサメミュージックスクール
カサメミュージックスクールの声楽 レッスン
東京、神奈川、千葉と関東エリアでプロが教える声楽のレッスン教室です。
新宿の声楽のレッスン教室は、地下鉄都営大江戸線西新宿駅から徒歩1分、JR『新宿駅』西口より徒歩3分と交通の便が最高。
自由予約制で好きな時間にレッスン出来るので、会社帰りの忙しいお勤めの方にもオススメです。
お値段も@5,400 円(税込)とリーズナブルです。
割と規模の大きいミュージックスクールで安心かと思います。
声楽のレッスン@町田市
FELICE声楽教室
FELICE 声楽教室の声楽 レッスン
西東京で大きな街といえば、歴史的に外国へ輸出する絹を横浜港へ送る中継地として栄えた町田。
その町田周辺では割とリーズナブルな声楽のレッスン教室があります。
ソプラノの梅澤幸代さんが代表を務める声楽のレッスン教室ですが、相模大野駅、新百合ケ丘、大倉山、葉山と幅広く行なっているようですが、それぞれの声楽家個人のネットワークといったところです。
ここの特徴は何と言っても、お安いことですね。
1回60分5000円(おそらく税込)で、回数券使用や月謝制ですともっと割引があります。
指導者としてはまだ若い方ですが、予約も自由制なので、回数多く受けたい人、予定が定まらない忙しい人にはおすすめです。
声楽のレッスン@千代田区
FIDES(フィデス)学院
Fides フィデス学院の声楽のレッスン
FIDES(フィデス)学院は、イタリア文化交流機関ですが、声楽のレッスン教室も積極的に行っています。
特に、活躍されているイタリア人現役オペラ歌手によるマスター・クラスレッスンですので、世界で活躍するオペラ歌手たちが実践する正しい身体の使い方、正しい発声法、本物のベルカント唱法を確かな経験をもとに指導するようです。
ただし、価格が1時間19,940円です。。。
初回体験レッスン料金(45分)でも13,500円ですので、かなり勇気がいりますね^^;
恐らく講師のエミリアーノ・ブラーズィ氏のブログを見ると、『自分の体に耳を澄ませて、それを尊重してやるという姿勢』『自分の音色は自分で探し出さねばならない』『自分に備わった声で最高の表現をする』と書いてあるように、イタリアの本場の指導法を学んでると思います。
ミラノ・スカラ座の先生もなんとかメソッドのように、歌い方を強制することなく、体の仕組みを考えて、語るように歌いなさいとおっしゃっているし、二期会の大御所先生も聞くことが大事と言っていますので、日本式の歌い方で壁にぶち当たってしまった人には目からウロコの体験になりそうです。
ですが、、、ミラノ・スカラ座ソリストを教える先生であっても1時間2万円で指導を行っていたので(まあ、私どもが3万円ぐらいにすれば良いのかもしれませんが)、もうちょっとリーズナブルに抑えても良いかなとも思います。
あと、本物のベルカント唱法なんて本来ないので、あまりそれがすごいかのように喧伝するのは、素人が作るホームページですが、誤解があってよくないかなと思います。
本来ベルカントとは、正式な文献で、ベルカント研究をされたRobert Toftによれば、彼が様々な文献を研究した結果、1860年にある音楽家が衰退した歌の現状に直面し、1700年代から1820年に華やかだった古きイタリアの歌い方を憂い、象徴して表現したものと考えられるとしています。
Toftは華やかな古きイタリアの歌い方が基本的にはベルカントと言えるが、この演説の原則をベルカントととしています。
語ることが歌うことなんです。
ですが、イタリアにはその頃の歌い方を少なからず継承している人はいますので、日本の古い教え方で苦しくなってしまう方は、ぜひ1度は挑戦してみても良いと思います。
新たな道筋が見えるかもしれません。
定期的に追加募集しています。
声楽のレッスン@神奈川
都心で大きい県としては、神奈川県があります。
その中で特徴的な声楽のレッスン教室をご紹介します。
声楽のレッスン@相模原
Angel Music エンゼルミュージック
Angel Music エンゼルミュージックの声楽のレッスン
小田急相模原駅徒歩2分にある声楽のレッスン教室。
1982年設立の老舗音楽教室。
親子2代で通われる方もいて、名門大学出身だけでなく、指導力としても質の高い教師を多数用意して、相性までも考えた指導で、長い間信頼されてきた音楽教室のようです。
海外の一流の音楽家を招いて指導してもらったり、広いレッスン室は響きを感じながら学ぶことができます。
子供、アマチュアの趣味、受験まで幅広く対応しています。
大人のアマチュアですと、月2回必須で1回あたり6750〜8935円で、上級者になればなるほど値段が上がっていく仕組みです。
料金は細かく目的により設定され、全体的によく考えられた料金体系かと思います。
体験レッスンは1,080円で入会時にこの分が差し引かれるそうです。
入会金は60歳以上ですと割引で10,800円です。
その他楽器のクラ リネットやヴァイオリン、フルート、サックス、ソルフェージュもあり、定期的に通えない方は入会金不要のワン・レッスン制度というのもあります。
90分以上で10,500 〜14,000 円で丁寧・細やか、濃密に指導するそうです。
安定した信頼ある指導を受講したい、初めて受講する方はオススメです。
声楽のレッスンを子供にさせる?
ここだけの話、小さいうちは声楽のレッスンは不要です。
これは、ソルフェージュを教えていた名誉教授で二期会の重鎮の方がおっしゃっているお話です。
喉を壊してしまう可能性があるからです。
小学生など少年少女合唱団で歌う子供たちは、注意しないと喉を壊したり、悪い癖がついたりして将来ソリストとしては大成しにくいことがあります。
ですから、先生曰く、ピアノをやって音感を鍛えておきなさいと。
もし、子供ミュージカルなどで、どうしても歌う必要があるなら、喉を壊さない方法を指導できる先生のところへ行く必要があります。
声楽のレッスンをミュージカルのために習わせたい!!
どうしても、ミュージカルの子役などで声楽のレッスンをどうしても習わせたい。
そんな方のために、良いところをご紹介します。
ミュージカルの声楽のレッスンを東京で
Expression エクスプレッション の声楽のレッスン
アナウンサーの東海林のり子さんや黒田育美さんが理事を務めるエクスプレッションでは、プロの声楽家、バレエダンサー、ヒップホップダンサー、役者などが子供達(小学生・中学生・高校生)の国際的な表現力を高める指導を行い、赤毛のアンなどの舞台作品を本格的に行っています。
定期的な公演イベントでは演出家の大原晶子さん、作曲家の谷川賢作さん、作詞家の谷川俊太郎さん、バイオリンの五嶋みどりさん、脳科学者の茂木健一郎さん、映画俳優の西田敏行さんなど各界のトップアーティストや専門家とのコラボレーションも魅力です。
日本全国からエクスプレッションで最高の環境を求めこの場所に集まってきます。
指導者の一人田川理穂さんは発語や喉を痛めない独自の歌唱法で、国内でも有数の合唱指導者として、題名のない音楽会でもお馴染みの指揮者山田和樹・藤岡幸夫さんや児童合唱の指導や作曲、ビリーブの編曲でも有名な富澤裕さんとも共演しており、安心かつ最高レベルの指導が受けられます。
声楽のレッスンをするなら田川理穂さんの指導をちょっと見てからでも遅くありません(下記必見)。
東京から遠い方は、YouTubeなどのネットで検索し、彼女の講座を体験することもできます。
さらに、このエクスプレッション では、親がバックの合唱団として参加すると、親子で舞台に一緒に出演することができ、一生の記念を作ることもできます。
ホームページから問い合わせ受付や申し込み案内などを事前に確認し、電話やメールで、見学したい旨連絡し、練習予定の日程・日時、住所など説明を受けるといいです。
練習は、近くの小学校を借りているようです。
困った時の田川理穂の声楽のレッスン
田川理穂さんは近日ではカルメンのアリアタイトルロール、先日ではNHKのテレビ放送でおはよう日本で紹介されたある水筒の物語、今回のエクスプレッションの舞台にも立ち、大活躍中の歌い手さんです。
今でも、時代的に古い発声方法を音大で指導している場合がありますが、田川理穂さんは北は北海道、南は福岡、全国の方がグループレッスンや個人レッスンに集まり、様々な合唱団でスポット的にも指導されているようで、日本人の骨格、言語に合った独自のTre-B(トレビシステム)という指導法を普及するべく活動されています。
喉を傷めず楽に遠くまで響く美しい自分らしい声を出すための原則のようなものです。
下に表示されている画像をクリックしてメアドを登録するとTre-Bシステムに関連する基礎レッスンが無料で受講できます。
お土産もついてくるかも!?
今後の充実した歌人生に良きガイド、展望を開くこととなることでしょう。
YouTubeでの登録数もたくさんあり、質問にも回答されています。
有料会員もあるらしいですが、一般では積極的には営業していないようです。
ネット(ウェブ)の声楽のレッスンではダントツ先頭を走るナンバー1の存在です。
無料動画の内容の続きを見たい場合や個人レッスン、グループレッスンを受けたい方などLa Riho’s clubの事務局に問合せてみるのも良いかもしれません。
実は、穴場的な存在の名物レッスンが、田園調布のあるビル施設で開催されているそうです。
ホームページでは、具体的な表記はされていません。
田川理穂の声楽のレッスン