声楽のレッスンを男性が指導を受けるのと、女性が受けるのとは違って何か気をつけなければいけないことがあるのか?

そもそも男性と女性では身体的に違うから、男性の方が気持ちも歌声も理解してもらいやすいから、男性教師を師事した方が安心?

実は、声楽のレッスンというと女性のソプラノが圧倒的に多く男性ならではの注意点に気づいてくれない場合があります

ここでは、女性と男性の発声の違いをお伝えし、声楽のレッスンを男性ならではの受け方を説明します。

声楽のレッスンで男性と女性はどう違う?

まず、歌唱での楽器といえば、体ですよね。

一般的に性別によって、骨格・筋肉や声帯、生理的な違いがあります。

骨の太さ、顔の作りによる響く空洞の違い、筋肉の多さ、声帯の長さ、ホルモンのバランス、変化。

初級者にとっては、男女一緒の基礎が大事ですから、そこまで、そのディティールを意識する必要はなく、どの講師でも良さそうな気がします。

趣味の方は特に、そのような一面もあります。

ただ、本格的に歌うようになってくると、違和感が出てくる生徒さんがいます。

場合によっては声を壊すことも

実は、歌手個人個人の声質というものがあることは、皆様ご存知かと思いますが、自分自身の声が女性ならソプラノ、メゾソプラノ、アルト、男性ならテノール、バリトン、バスのどれなのか本当に分かっている人はほとんどいません

なぜなら、プロで東京芸術大学、国立音楽大学、昭和音楽大学などの音大を卒業し、コンクールで優勝した人、大学院出身、二期会や藤原マスターコースを修了している人、ソリストとして活躍している人であっても、違う声質で歌っていることがあるのです。

歌劇の本場イタリアミラノ・スカラ座の巨匠先生が来日した際に、某新〇〇劇場のプロたちを指導したら、メゾがソプラノを歌い、ソプラノがメゾを歌っているのはなぜだ?と聞いたところ、沈黙だけが流れたそうです。。。

それほど、自己の本当の声を現役の勉強した方々ですらわかっておらず、当然アマチュアはそうした教師から声を決定!?されているので、無理がかかっている場合があるわけです

では、国内では何を基準に声を決定しているのかというと、高音が出るか、低い声が出るか、主役の多いソプラノやテノールが歌が上手い人、見栄えが良い人などです。

でも、国際的にはそれは関係なく、声色で決まるのです

どのポジションの声色で歌うのが楽で、深くて良い響きなのかです

自身のポジションでない軽く、響がない、上滑りの綺麗だけど頼りない優等生声では、世界の本物がわかる人を魅了することはできません

日本語の文化だとうまいと勘違いしてしまいますが(聴き慣れているため)、世界では通用しないです。

さて、本題に戻りましょう。

の高い声のポジションの人と、低い声のポジションの人では体の使い方が異なります

つまり、高い声の人が多い女性の先生(ソプラノ)だと、高い声のポジションで歌う可能性が高くなります。

高い声の声色で歌っている人が、急に低い音に行ったときに、低いポジションで歌うと声色が変わって変になります。

ソプラノやテノールは上顎より上を意識することが多いので、バリトンの人やバス、メゾ、アルトの人はそのまま真似ると声が浅くなったりします。

低い声の人は下顎や体の下を鳴らすイメージをします。

指導する際にこのポジションを敢えて変更することも先生方はされますが、ポジションを戻すのに苦労するようで、違う声部の人を教えた後はポジションを元に戻すトレーニングをするぐらいです

これは、ミラノ・スカラ座にソロのアリアで出演するような、活躍している人たちであってもそうだと聞いてますから、アマチュアがいくら本気で回数練習していたとしても、違う声部の歌い方を真似すると、なおさら希望通りの歌声にはなりません。

それどころか、喉に負担がかかります

ですから、男性と女性の歌い方そのものよりも、高い声部と低い声部の歌う方法の形態(ポジション)が異なるので、なるべく、高い声部か低い声部同じ先生を選びましょう。

傾向としては、女性はソプラノが多いので、先生選びの際に、そのことを理解して教えられるか、注意して先生を選択してください。

個人的にはメゾやバリトンの先生はうまく両方の範囲を行き来しやすい気がします

おそらく、上級の先生にならないと、その違いを把握して指導できるかは難しいです

あと、難しいですが、より長い楽しい歌人生を歩むには、自分が所属する声部を相談できる先生を見つけることです

また、声楽がわかる耳鼻咽喉科の医師に声帯の長さなどを見てもらい、どの声部に向いているか診断してもらうことです(最寄りにいない場合写真だけ撮ってもらい、専門の方に送って診ていただいても良いかも)

経験上、年齢が高くなると声が出にくくなることはあるものの、高い声が出ないということはありません。

私の知っている生徒さんは90歳にあとちょっとですが、教室の中で一番声量があり、高音も問題なく出ます(合唱では遠慮して出すぎる声を抑えるくらい^^;)

おそらく、根気あるメンテナンスをし、ポジションを保ち、高音前にしっかり準備をして発音しているからだと思います。

他の人に見てもらってメンテナンスをしないプロ!?や大学教授はTVに出ている人でも、60歳ぐらいで歌えなくなります

一流ほど他の人に聞いてもらうそうです

なぜかというと、100%自分の声を客観的に聞くことは誰もできないと知っているからです

体験レッスンをやっているところが多いので、料金もそんなにかからずどんな先生か知ることもできます。

有料で利用する前に、ぜひ、この機会を利用して、良い先生を探しましょう。

 

声楽のレッスンを男性が受けるコツ

上記で説明したように、声楽のレッスンを男性が初回に受講する場合、声部によって先生選びをした方が良いです。

加えて、論理的に体の仕組みを説明しながら、指導できる先生が良いですね。

ミラノ・スカラ座のソリストを指導する先生も耳鼻咽喉科の先生から様々教えてもらいながら、ソリスト達に体の名前を示しながら指導しているので、一流ほどそのような気がします。

感覚だ、根性だで妥協は、いけません。

また、女性の先生だと男性はNGの場合が多いです。

70歳を超えていると大丈夫な場合が多いですが、通常怖がって拒否されます。

体良く断られたらその可能性が高いです^^;。

男性特有のメソッド博士も注意しましょう。

やれベルカントだ、アクートだと言って、こだわりすぎる人がいます。

研究者でないので、ほどほどにして、自分という楽器を知る旅と思ってください。

個々人で最適な出し方は異なるので、原則さえ守ればあとは、自分の課題を一つづつ解消しながら、美しい響きの場所を探していくのが楽しいし、唯一無二のメソッドということになると思います。

音楽家として演奏し続けるのではないので、声楽のレッスンを男性が受けるときは、手段にとらわれず、楽しむことに集中しましょう。

そして、発表会に参加するなどして表現力をつけていき、ウマさよりも心に響く歌声を披露できるようにし、生活を豊かにしていくと良いと思います。

あくまで、メソッドは補助的に^^;

 

 

最初から声質の分かる先生が近くに見つからない!?

どうしても、自分の声質を分かってくれる先生がいない、あるいは、その先生を選ぶ基準がわからない。

そんな方は、一度、こちらの無料レッスンを見てみると良いかもしれません

声楽のレッスンの男性声質(パート)を知りたい
声楽のレッスンの男性声質(パート)を知りたい